2026年 韓国大学留学:費用・ビザ・英語コースを徹底比較
韓国大学留学は、アジア圏で高い教育水準と比較的低コストを両立する選択肢として、2026年現在も日本人・在日華人からの関心が続いている。本稿では、授業料・生活費・ビザ要件・英語学位コースの4軸で、ソウル国立大学・延世大学・高麗大学・成均館大学を中心に客観比較する。
2026年 韓国主要4大学の授業料と生活費を比較
韓国大学の授業料は、国立と私立で大きな差があり、学部・学科によっても変動する。 2026年度のデータを基に、ソウル国立大学(SNU)、延世大学(Yonsei)、高麗大学(Korea)、成均館大学(SKKU)の年間授業料を比較する。ソウル国立大学(国立)の人文・社会科学系学部は年間約400万~500万ウォン(約44万~55万円)で、私立3校の同系統は約600万~800万ウォン(約66万~88万円)と1.5~2倍の開きがある。理工系・医学系はさらに高く、私立医学部では年間1,200万ウォン(約132万円)を超えるケースもある。生活費はソウル市内のワンルーム家賃(月50万~80万ウォン)を含め、月額約120万~160万ウォン(約13万~18万円)が目安だ。地方大学(釜山・大田など)は家賃が30~40%安くなる。食費は学食で1食5,000~7,000ウォン、外食は8,000~15,000ウォン程度。年間総費用は、国立大学で約1,000万~1,200万ウォン(約110万~132万円)、私立大学で約1,500万~2,000万ウォン(約165万~220万円)と試算される。ただし、奨学金制度(後述)を活用すれば実質負担はさらに下がる。

2026年 韓国留学ビザ(D-2)の要件と申請プロセス
韓国留学ビザはD-2(留学)が基本で、2026年時点で大きな制度変更はないが、財力証明の基準が厳格化された点に注意が必要だ。 D-2ビザの申請には、入学許可書、パスポート、証明写真、申請書に加え、財力証明として本人名義の銀行残高証明書(2026年基準で約2,000万ウォン以上、約220万円相当)が必要。2025年までは1,500万ウォン程度だったが、2026年から基準が引き上げられた。また、韓国語能力試験(TOPIK)3級以上のスコアが原則求められるが、英語学位コース(後述)に入学する場合は、英語能力試験(TOEFL iBT 80以上またはIELTS 6.0以上)の提出で代替可能。申請は韓国大使館または領事館(日本国内)で行い、審査期間は約2~4週間。在日華人の場合、日本の在留資格によっては追加書類(在留カードの写しなど)が必要になるケースがある。注意点として、2026年から一部の大学で「標準入学許可書」の発行に事前学歴調査(中国教育部学位認証など)が必須化された。これは中国本土からの出願者に影響するが、日本の高校・大学を卒業した在日華人には原則不要。最新の要件は必ず駐日韓国大使館の公式サイトで確認されたい。
2026年 英語学位コース(English-Track)の実態と選び方
韓国主要大学は、韓国語が不十分でも留学できる英語学位コースを多数開設しており、2026年現在その数は拡大傾向にある。 ソウル国立大学(SNU)は国際学部(International Studies)をはじめ、工学部・経営学部の一部で英語トラックを提供。延世大学はUnderwood International College(UIC)が最も有名で、全授業が英語で行われるリベラルアーツカレッジだ。高麗大学もDivision of International Studies(DIS)で英語学位を取得可能。成均館大学は国際経営学科(Global Business Administration)が人気で、交換留学制度も充実している。これらのコースの出願条件は、TOEFL iBT 80~100以上またはIELTS 6.0~7.0以上が一般的。学費は通常の韓国語トラックよりやや高めで、年間約800万~1,200万ウォン(約88万~132万円)のケースが多い。ただし、英語コース専用の奨学金(Global Korea Scholarshipの対象外だが、大学独自の国際学生奨学金あり)も用意されている。注意点として、英語コースでも日常生活や課外活動では韓国語が必要になる場面が多い。2026年から一部大学で、英語コース入学後も韓国語の基礎単位(1~2科目)を必修化する動きが出ている。英語力だけでなく、韓国語学習の意思があるかどうかも選択の重要な判断基準となる。
2026年 奨学金制度:Global Korea Scholarship と大学独自奨学金
韓国政府奨学金(Global Korea Scholarship, GKS)は、2026年も学部・大学院向けに給付型で提供され、授業料・生活費・航空費をカバーする。 GKSの2026年度募集人数は全世界で約1,200名(学部500名、大学院700名)と前年並み。選考倍率は例年10倍以上で、競争は非常に高い。応募にはTOPIK 5級以上または英語スコア(TOEFL iBT 80以上)が必要で、書類審査・面接・筆記試験を経る。一方、大学独自の奨学金はより現実的な選択肢だ。ソウル国立大学は「SNU Global Scholarship」で授業料の50~100%を減免。延世大学は「Yonsei International Scholarship」で学部生に年間500万~1,000万ウォンを支給。高麗大学は「Global Leader Scholarship」で入学初年度の授業料全額免除も可能。成均館大学は「SKKU International Student Scholarship」で成績優秀者に授業料30~100%減免を提供する。これらの大学奨学金の多くは、出願時に自動審査されるものと別途申請が必要なものがある。2026年の新傾向として、英語コース入学生向けに「入学後1年間の成績維持条件付き」の奨学金が増えている。例えば、延世大学UICでは、入学時のTOEFL iBT 100以上かつ高校成績上位5%の学生に、1年次の授業料全額免除を提供するプログラムがある。奨学金情報は各大学の国際学生オフィスで必ず最新版を確認されたい。
2026年 出願スケジュールと必要書類の最新動向
韓国大学の学部出願は、2026年現在、早期出願(Early Decision)と一般出願(Regular Decision)の2本立てが主流で、書類のデジタル化が進んでいる。 ソウル国立大学・延世大学・高麗大学・成均館大学の2026年度後期(9月入学)出願スケジュールを例に挙げる。早期出願は2026年3月~4月、一般出願は5月~6月が一般的。必要書類は、入学願書、高校成績証明書(英文)、卒業証明書(または卒業見込み証明書)、推薦状(1~2通)、エッセイ(志望理由書)、英語能力証明書(TOEFL/IELTS)、パスポートコピー、そして財力証明書(2026年基準で約2,000万ウォン以上)。2026年の大きな変更点は、書類のオンライン提出がほぼ必須化されたことだ。従来は郵送が主流だったが、現在は各大学のポータルシステム(例:SNUの「Admission Portal」、Yonseiの「Yonsei Admission System」)からアップロードする方式に移行している。また、一部大学では推薦状のオンライン提出(推薦人が直接システムに入力)を求めるケースが増えた。注意点として、日本の高校を卒業した日本人・在日華人は、学校発行の英文成績証明書が求められる。日本の高校が英文書類を発行しない場合は、公的な翻訳(翻訳会社の認証)が必要になる。出願締切は大学ごとに異なるため、2025年秋~冬の時点で各大学の「2026 Admission Guide」をダウンロードし、スケジュールを確認しておくことが不可欠だ。
FAQ
Q1: 韓国大学留学の年間総費用はいくらですか?
A1: 国立大学(ソウル国立大学など)で年間約1,000万~1,200万ウォン(約110万~132万円)、私立大学(延世・高麗・成均館など)で約1,500万~2,000万ウォン(約165万~220万円)が目安です。これには授業料・家賃・食費・光熱費・交通費が含まれます。奨学金を活用すれば、実質負担は30~50%軽減可能です。
Q2: 韓国語ができなくても留学できますか?
A2: はい、可能です。ソウル国立大学・延世大学・高麗大学・成均館大学など主要大学は英語学位コース(English-Track)を提供しており、TOEFL iBT 80以上またはIELTS 6.0以上で出願できます。ただし、日常生活では韓国語が必要な場面が多いため、入学後に韓国語の基礎学習をおすすめします。
Q3: 2026年の留学ビザ(D-2)の財力証明額はいくらですか?
A3: 2026年基準で、本人名義の銀行残高証明書に約2,000万ウォン(約220万円)以上の残高が必要です。2025年までは1,500万ウォン程度でしたが、2026年に引き上げられました。奨学金受給者はその証明書で代替可能な場合があります。
参考资料
- 駐日韓国大使館 2026 ビザガイドライン / 在外公館公式資料
- 韓国教育省 2026 外国人留学生誘致政策報告 / 政府統計
- ソウル国立大学 2026 国際学生入学案内 / 大学公式資料
- 延世大学 UIC 2026 入学要項 / 大学公式資料
- 高麗大学 DIS 2026 プログラム概要 / 大学公式資料